コンプライアンス研修資料の作り方とネタの集め方を解説(研修資料無料配布)

コンプライアンス概論

資料概要

「研修資料の作成って大変…」という方に向け、コンプライアンス概論の研修にそのまま使える資料(パワーポイント)を無料で配布いたします。

・コンプライアンスとは
・コンプライアンス上、よく問題となるテーマ
 ├ハラスメント
 ├SNSの使用
 ├著作物の使用
 └情報保護(個人情報・営業秘密)
などを、基礎から分かりやすく解説しています。

「研修でそのまま使う」
「自社にあわせてカスタマイズしてから使う」など、自由にご活用ください。

研修資料の構成

1.コンプライアンスとは
⑴コンプライアンスとは
⑵「コンプライアンス」が注目されている理由
⑶「コンプライアンス」がしっかりしていない会社

2.ハラスメントとは
⑴ ハラスメントとは
⑵ セクハラとは
⑶ パワハラとは
⑷ 社内窓口について

3.SNSの使用
⑴ SNSトラブルとは
⑵ SNSを使用するときの注意点
⑶ SNSの特徴

3.著作物の使用
⑴ 著作権とは
⑵ 著作物を使用するときの注意点

4.情報保護
⑴ 個人情報とは
⑵ 個人情報の具体例
⑶ 個人情報漏えい・目的外使用の影響
⑷ 営業秘密とは
⑸ 営業秘密を漏えいした場合の影響
⑹ 情報を取り扱うときの注意点

5.その他
⑴ 下請法とは
⑵ 反社チェックとは
⑶ 接待・贈答
⑷ 社内規程

コンプライアンス研修の目的

コンプライアンス研修の目的は、社員にコンプライアンス意識を浸透・定着させ、法令違反などの不祥事の発生を防止することにあります。

SNS等が発展した昨今、不祥事が発生し世間に明らかになれば、企業のレピュテーションが悪化し、甚大な損害が発生するおそれがあります。上場会社であれば、株主は離れていき、株価は暴落するでしょう。最悪の場合、廃業に追い込まれることもあります。

こうした事態に陥らないためには、社員一人ひとりのコンプライアンス意識を高めていくことが必要です。

コンプライアンス研修を実施する場合は、社員のコンプライアンス意識を高めることができる実践的な資料が求められます。

コンプライアンス研修における重要な対象分野

コンプライアンス研修といっても伝えるべき内容が多く、研修の対象分野を絞りきれないことがあります。ここでは、コンプライアンス研修で重要な4つの分野について紹介します。

紹介する4つの分野は、特に注目度が高いものを取り上げているため、研修資料を作る際の参考となるでしょう。

  • ハラスメント
  • SNSの使用
  • 著作物の使用
  • 情報保護

上記の4つのテーマは無料配布している資料で取り扱っています。合わせてご確認ください。

ここでは「ハラスメント」について、配布資料の一部を紹介します。

コンプライアンス研修の対象者を明確にする

研修対象者の役職や部署など求められる役割によって、必要な知識や求められるスキルが異なるため、コンプライアンス研修の内容を決める前に、研修を実施する対象者を明確にしましょう。

対象の例

・新卒(新入)社員
・管理職(マネジメント職)
・営業職/技術職

新卒社員を対象として研修を行う場合は、コンプライアンスの基礎知識から習得させる必要があります。管理職の場合は、基礎知識も重要ですが部下への指導等についても研修する必要があります。

また、新卒や管理職といった役割の他にも、部署によっても求められる知識や注意すべき事項が異なる場合があります。
例えば、取引先や顧客と直接関わる機会が多い営業部の場合、個人情報や営業秘密などの取り扱いに注意が必要です。

一方でマーケティング部では、広告・宣伝などを行う際に、法令違反となる表現を使ったり、不適切な方法で宣伝を行ったりしないよう注意する必要があります。

このように研修を行う対象によって研修すべき分野や説明の粒度が異なるため、研修を受けさせる対象者を明確にした上で、研修資料の作成に取り掛かりましょう。

コンプライアンス研修に役立つ情報(ネタ)の集め方2選

コンプライアンス研修を実施するためには、研修内容を構築するための情報(ネタ)を探す必要があります。

配布している資料をそのまま使うこともできますが、自社にあわせてカスタマイズしてから使うことで、よりよい研修資料を作れます。

資料の中に取り入れる情報は、さまざまなソースから手に入れられます。コンプライアンス研修に役立つ情報の集め方は下記の2つです。

  • 社内で起きたコンプライアンス違反の事例を集める
  • 法令違反の事例をSNS(Twitterなど)で検索する

以下で情報の集め方を詳しく解説します。

社内で起きたコンプライアンス違反の事例を集める

他部署へのヒアリングや過去の共有資料を探し、社内で起きた違反事例を集めましょう。

社内で起きたコンプライアンス違反の事例を集めることで、より具体的で自社の実情にあった内容を伝えられます。

違反事例が起きたら共有し、再発防止に努めましょう。

法令違反の事例をSNS(Twitterなど)で検索する

TwitterなどのSNSを利用することで、最新のコンプライアンス違反の事例を探せます。特に「SNSの使い方」について講習する際は、実際にどんな投稿をして、どんな状況になったのかを説明することで、コンプライアンス違反が身近なものであることを認識させることができます。

SNSでの情報収集は、活きた情報を手に入れられる点でメリットがありますが、その信憑性や、事例がコンプライアンスにどう違反するのかという点については精査して、情報の取り上げ方に留意しましょう。

コンプライアンス研修の資料作成のコツ

コンプライアンス研修の資料作成のコツは、コンプライアンス違反の事例や具体例を盛り込むことです。

研修を受けた後に、知識を得ているだけでなく、行動変容が起きないと研修をした意味がありません。

実際に起きたコンプライアンス違反の事例を盛り込むことで、受講者が当事者意識を持って考えてもらえるようにしましょう。

まとめ

コンプライアンス研修で特に重要なのは、研修後に受講者の行動変容があることです。

研修を通じてコンプライアンス意識を高めることで、今まで気にしていなかったハラスメントに注意したり、SNSの投稿内容を見直したりと変化があることで、不祥事発生のリスクを減らすことができます。

基礎知識に加え、実務に直結した内容や事例を盛り込んだ資料を作成し、受講者のコンプライアンスに関する当事者意識を高め、不祥事が起きにくい組織風土を醸成しましょう。

Q&A

コンプライアンスとは何ですか?

コンプライアンスは「法令遵守」を意味する言葉ですが、現代では、社会規範・社会道徳、ステークホルダーの利益・要請に従うことなども含む広い概念となっており、会社において、適切な体制のもと実現するものだと考えられています。

コンプライアンスリスクの主な種類は?

コンプライアンスリスクには、主に以下の種類があります。

  • 法令違反のリスク
  • 社内規程違反のリスク
  • 社会からの期待・要請・モラル違反のリスク
  • 契約違反のリスク
  • 第三者に対する不法行為のリスク

身近なコンプライアンスの事例は?

コンプライアンス違反の身近な具体例は以下になります。

コンプライアンス違反の事例

・従業員のサービス残業が常態化している(労働基準法違反)
・食品管理の衛生基準を満たしていない(食品衛生法違反)
・他の企業とカルテルを形成している(独占禁止法違反)
・取締役が会社の資金を横領している(業務上横領罪)
・あまりにも不公正な租税回避をしている(各種税法違反、そうでなくても社会通念上相当ではない違反) など

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